ニューウェイズをモデーアに変えて、プラン以外に何か変わった!?

ニューウェイズ・モデーア

 

ニューウェイズ・モデーア

ネットワークビジネス企業のモデーアは、化粧品やサプリメント、サニタリー、ホームケアといった生活に必要とされる製品を販売している会社です。

モデーアは、2015年4月に日本でオープンした、アメリカ・ユタ州を本社とする会社ですが、元はニューウェイズという社名でビジネス展開していました。

知る人ぞ知る、旧ニューウェイズ事件、そしてモデーアとしての再生。今記事では、ニューウェイズからモデーアへの変貌の真相を掘り下げていきます。

 

なぜニューウェイズはモデーアになったのか?

旧ニューウェイズは、創業者トム・マウアー夫妻の「家族と環境に優しい製品を作る」というコンセプトが世界の人々の心に響き、当時画期的であったハイブリッド方式の、比較的初心者にも稼ぎやすい報酬プランとの相乗効果もあり、ネットワークビジネス初心者を多く集め、一時期はニュースキンを抜いてしまうほど、破竹の勢いで右肩上がりに成長を続けていきました。

2008年業務停止命令

飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けていた2007年9月、ついに経済産業省の消費経済対策課がニューウェイズ社に対して立ち入り検査、行政指導を行い、翌年2008年2月、「特定商取引法への違反行為」があったとして、同法の規定に基づき「3カ月間の業務停止命令」が出されました。

 

平成20年2月20日 経済産業省
特定商取引法違反の連鎖販売業者に対する業務停止命令について

(2)同社の勧誘者は、他社の製品は有害で同社の製品のみが安全であるという事実がないにもかわらず、「経皮毒という言葉を知っているか。皮膚を通じて体内にたまる毒のことで、市販の台所用洗剤に含まれている」、「一般に市販されている洗剤メーカーなどの商品を使っていると将来私たちは癌になる。同社の商品はすべてナチュラル成分でできていて、化学物質を使っていない」等と告げたり、経皮毒の健康被害について説明するビデオやDVDを見せて、あたかも同社の製品のみが安全であるかのように告げたり、「同社の商品でアトピーが治る」等と告げたりするなど、商品の 品質、効能について不実のことを告げて勧誘を行っていました。

 

黄金期と呼ばれた時期のこの業務停止命令は、衝撃的事件として受け止められ、ニューウェイズの信頼性は地に落ちたのです。

これをきっかけに、まるで坂を転げ落ちるかのごとく、ニューウェイズは一気に衰退していきます。

そして、筆者が最も問題視する点は・・・

多くのモデーア会員から聴取した結果、モデーアと名前を変えた今現在も、やはり業務停止理由を繰り返している点なのです。

なぜなのか?ニューウェイズ業務停止命令を例として伝えたいこと

創業者夫妻の離婚、そして経営者変更

そして次の衝撃的事件が起きてしまいます。なんと創業者であるトム・マウアー夫妻の離婚です。

通常の経営者の離婚ならば大した事件になり得るはずもないのですが、家族愛をコンセプトに強い存在感を示してきた夫妻の離婚は、その思いに賛同してきた会員にとっては、業務停止命令よりも衝撃的だったかも知れません。
裏切られたと思う人も少なくなかったでしょう。

これに伴い、ニューウェイズの経営権はトム・マウアーからアメリカの投資会社であるゴールデンキャピタル社に譲渡されてしまいます。

これにより、親を失ったも同然の旧ニューウェイズを信頼していた会員が次々と離脱し、会員数は激減してしまいました。

モデーアへ社名変

そして2015年、ニューウェイズはモデーアジャパン合同会社へとその名を変え、再起を図るのでした。

  • 会社名:モデーアジャパン合同会社
  • 資本金:1,000万円
  • 代表者:社長 大井盛夫
  • オープン:2015年4月
  • 住所:〒105-0011
    東京都港区芝公園3-4-30 32芝公園ビル
  • 事業内容 コラーゲンサイエンス、パーソナルケア、ヘルス&ウェルネス、ハウスホールドなどライフスタイル製品の企画・製造・輸入・販売
  • 公式ウェブサイト http://www.modere.co.jp/ 及び店舗(モデーア・ショップ 芝公園)における自社製品の販売

これら一連の事件から、ニューウェイズという名称で運営を継続することは困難となり、モデーアと社名を変更することになったのは、ある意味必然的な流れといえるかも知れません。

このような経緯で、かくして一斉を風靡したニューウェイズ社はモデーアという名前で再起を図るのでした。

モデーアとなり変わったことは?

前述した経緯により、ニューウェイズからモデーアへ社名変更されたわけですが、実際に社名と経営者が変わったことで具体的に何が変わったのでしょうか。

ネットワークビジネスとECサイトの両立

 

ニューウェイズ・モデーア

現在、モデーアのウェブサイトを見ると、本格的なECサイト(通販サイト)を運営していることが分かります。

通常、体裁を整える程度の通販ページを準備しながらも、サイト内にはネットワークビジネス参加者向けのコンテンツなどが潜んでいるものですが、モデーアの通販サイトには一切ネットワークビジネスに関連する記述はもちろん、リンクすらありません。

完全なECサイトとして同社の化粧品やサプリメント、サニタリー、ホームケアといった生活に必要とされる製品がネット販売されており、充実したサポート体制まで完備されています。

また、iPhoneとAndroidで通販サイトアプリもリリースするという充実ぶりです。

ECサイトの売上がどうなっているのかは不明ですが、モデーア社はこれにより、ネットワークビジネスとネットショップ両方の収益を得られることになるので、安定した経営をすることができるとしています。

また、2017年2月10日に、モデーアのSEOロバートS・コンリー氏が国際特許に裏付けされているという栄養補助食品を取り扱うジュスル・インターナショナルを買収したという報道もありました。

これにより、ジュスルが特許した技術『コラーゲン/HAマトリックステクノロジー』を取り入れることで、モデーアは、コラーゲン製品が新たに加わることになりそうです。

ECサイトは両刃の剣か

ネットワークビジネスとECサイトの両立を目指すモデーア。さすが投資会社が経営者になったと言ったところでしょうか。

しかし、ECサイトで誰もが変える製品を商材とすることを、ネットワークビジネスとして取り組む人はどう感じているでしょうか。

たしかに一般の人がいつでも買えるECサイトが有ることで、製品に対する透明性や信頼性の担保は他社より向上するかも知れません。
しかし中には、やはりディストリビューターとしての製品に対する愛着や熱意は維持しずらいという人も多いようです。

会社としては、ネットワークビジネスと通販サイト、2つの売上が立つという点においては効果的であるかも知れませんが、本来の「クチコミを広げていく」ビジネスの根幹をECサイトが揺るがしているようにも感じます。

この点においては、まだ同様の前例がなく、この方針が正しかったのか過ちだったのかは、これからの同社の行方を見るほかありません。

リアル店舗のオープン

ニューウェイズ・モデーア

さらに2018年には同社初となる路面店「モデーア・ショップ芝公園」をオープンし、モデーアの製品をオフラインでも購入できるようになりました。

このように、モデーアはその活動範囲をネットワークビジネス以外に対して強く意識していることが分かります。

ネットでの評判はどう変わった?

辛辣でネガティブな書き込みのるつぼとなっていた、ニューウェイズ時代のインターネット上の評判ですが、実際にポジティブなものを見つけることができないほど荒廃しその評判は地に落ちたと言っても過言ではありませんでした。

モデーアに変わって、インターネット上の評判は果たしてどう変わったでしょうか。

かなり調べてみましたが、実際にはECサイトおよび製品ページが多く上位表示されており、かなりクリーンな印象となっています。

SNS上での言及もポジティブなものが比較的多数を占めており、ここまでの印象ではニューウェイズからモデーアに変わりイメージチェンジの観点でも一定の効果を得ている、と言っても良いのではないでしょうか。

従来とは一線を画するネット戦略

 

ニューウェイズ・モデーア

また、新製品の発表なども大手PR会社を使用し、インターネットでのプレスリリースなども積極的に行っており、この点で見ても従来のネットワークビジネス企業とは一線を画する経営姿勢を見せており、ネットワークビジネス企業として、社会に受け入れられる企業体制の確立を目指していることが見て取れます。

従来の、特に国内ネットワークビジネス企業のインターネット活用といえばどちらかと言えば、可もなく不可もなく、という最低限ホームページ上にないとマイナスになるという要因を作らないために、差し障りのない範囲で情報を掲載しているというイメージでした。

しかし、モデーアは従来のネットワークビジネス企業のインターネット戦略とは全く異なる姿勢を打ち出しており、新たな方向性を打ち出しているのかも知れません。

実際にモデーアはTwitterやインスタグラムなどのSNSアカウントも、他の化粧品ブランドなどと同様、本格的に運用しており、その投稿内容からはブランディングに対する意識の高さも、うかがい知ることができます。

「マルチレベルマーケティング」から「ソーシャルリテイル」へ

ニューウェイズ・モデーア

ニューウェイズからモデーアジャパンとしてリニューアルするにあたり、販売形態が「マルチレベルマーケティング」から「ソーシャルリテイル」へとシフトすることとなり、普通のショッピングサイトとして製品を購入することができるようになっています。

それに伴いモデーアジャパンでは、ディストリビューターが「ソーシャルマーケッター」という呼び方となっています。

報酬プランは、ニューウェイズと同様、ユニレベルとブレークアウェイのハイブリッドを採用していますが、従来のブレークアウェイに改良を加えて、よりリーダーシップ主体のモデルにしてあるそうです。

そして最大の特徴としては「モデーア」がソーシャルリテールというビジネス形態に舵をきっていることでしょう。

ソーシャルリテールとは、ソーシャルメディアを利用した小売り(リテール)方法のことで最近TVコマーシャルをどんどんやるようになった「BUYMA」やメッセージアプリLINE内で展開されているLINEショッピングなども、ソーシャルショッピングサイトとして飛躍的に伸びた事例の一つです。

ソーシャルショッピングとは「顧客から顧客へとつながり広がっていく仕組みを持つサービス」の事であり、たとえば、「Facebookにシェアすれば送料無料」や「友だち紹介であなたとお友だちにクーポンプレゼント」といったサービスのことです。

顧客がサービスや製品を誰かにシェアしやすい要素を設けることにより、テレビCMや雑誌広告などに依存することなく製品やサービスを拡散していくことができるのがソーシャルショッピングの特徴と言えます。

情報をソーシャルメディアでシェアすればするほどユーザー自身も、シェアした相手も得になり、企業は宣伝費をかけずに製品やサービスを拡散してもらえる「All win」という理念で考案されたシステムです。

「ショッピング=買い物」だけではなく「リテイル=小売り」としている訳ですから、そこには企業サイドの思惑が当然ありますが、モデーアジャパンのショッピングサイトは、非常によくできていて、普通にネットショッピングで買い物する場所というイメージになっています。

モデーアのディストリビューターであるソーシャルマーケッターには、紹介者コードとQRコードが発行され、SNSやメッセージなどで製品情報をシェアすると、そのコードを通じて紹介者であるソーシャルマーケッターにリンクされ、愛用者を獲得した実績に応じて報酬が得られるという仕組みとなっています。

このように、モデーアはネットワークビジネスから、「ネットワークビジネスの報酬プランを持ったアフィリエイトモデル」とも言える、ユーザーがソーシャルメディアなどでシェアすることで製品を広め、その成果に応じた報酬が得られる仕組みへと変貌を遂げています。

これはネットワークビジネスというよりも、アフィリエイトによる広告収入に近いものとなっており、従来のネットワークビジネスとはこの部分でも一線を画する仕組みとなっています。

このようにモデーアは、ニューウェイズから変貌を遂げた、斬新なネットワークビジネスモデルであることは間違いないですが、果たして従来のネットワークビジネスの持つ、組織力や人間力の介在することで大きな成果を出すプロセスよりも、例えば有名人のような知名度の高くSNSで影響力のある人が、難なく収益を上げてしまうという、ネットワークビジネスにおける成功のプロセスは一切役に立つこともない、数の原理で勝敗の決まってしまう、努力次第で持たざるものにも平等にチャンスがある環境であるとは言いづらい、とも言えるかも知れません。

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