ネットワークビジネス参加者が取組むべき課題

Last Updated on 2023年12月16日 by admin

ネットワークビジネスの参加者はメンバー、ディストリビューターからなるが、これまでこの業界特有の勧誘(リクルート)と能動的デイストリピューターによるダウンライン教育は自己増殖の原理に傾きがちであったといえる。

 

端的にいえば「お金儲け」が前面に出てしまい、本来ネットワークビジネスが持っている消費者主義のクチコミビジネスという側面は建て前になりさがっていた。

そのことを象徴的に物語っているのは、マルチジャンキーあるいはネットワークジャンキーと呼ばれる人々の存在である。

 

ジャンキーとは一種の中毒者を指すが、ネットワークビジネスには高額収入を求め企業を移り歩き、特定商取引法に違反する、あるいは違反しないまでも、ネットワークビジネスに対して一般人が悪印象を抱くような行為を行なう人がいる。

 

 

 

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ピラミッド商法に発展

そういう人たちが、「売れればよい」という志の低い主宰企業と結びついたとき限りなくピラミッド商法に近いビジネスが展開されることになる。

この種のディストリビューターの存在を許さないように参加者自身ネットワークビジネスの本質を理解することが求められる。

 

過剰在庫

デイストリビューターはタイトルを獲得して1位のデイストリビューターになることを目指す。

これをランクアップというが、ランクアップが収入増の前提による仕組みゆえそれは当然だが、その際に生じるのが「過剰在庫」の問題である。

 



過剰在庫問題はデイストリピューターの好ましくない行為を誘発する大き要因になっている。

近年のネットワークビジネスは法的規制もあって、「在庫を持たない」「持たせない」という方向へ向かっているが、販売型のネットワークビジネスでは、システムプラン上いまだに不十分である。

 

一億円稼ぐ人間を一人つくるよりも

それはどうしても、仕入れによるタイトル維持や高額コミッションを得るために不要在庫をかかえてトラブルになるケースが多い。

そして、主宰企業は一億円の高額コミッションをもらう人間を一人つくるよりも、1000万円もらう人が10人、もっといえば100万円の収入を得られる人が100人出るようなビジネスプランをつくることが望まれる。

 

同時にデイストリピューターも、その方向でビジネスに取り組む必要があると思う。

またデイストリビューターがいたずらにタイトルを獲得することを目指すようなやり方は愛用者が育たず、結果的にはネットワークビジネス業界を停滞させる要因になるだろう。

 



幸いにしてわが国ネットワークビジネス業界で上位にランクされるよう主宰企業およびそこに属するディストリビューターの多くは、そういう考え方を持ちはじめている。

 



このビジネスの本質は収入の多寡を競うのではなく、本物の商品をより広く普及することで、長く続いてきた生産者本位の流通業界に消費者主権を確立することにある。

この原点にディストリビューターが立ち返るとき、商品の愛用者の拡大、それを可能にする販売員のネットワーク構築拡大はごく自然に発生してくるはずである。

 

ディストリビューターの世界的傾向

近年のディストリビューターの世界的傾向を見ると、ディストリビューターは愛用者としてのディストリビューターとサイドビジネス目的のディストリビューターが増加して、職業としてのディストリピューターが少なくなりつつある。

 

かりに職業として取り組んでも、短期の目的を持って参加してきており、目的が達成できるとさっと引いていくことが多い。

「いまの生活の質をもう少しレベルアップしたい」という願望を持つ人々がディストリピューターの利益還元で圧倒的主流を占めるようになったとき、ネットワークビジネスは飛躍的な成長を遂げるはずである。

 

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