Last Updated on 2023年12月16日 by admin
毎年2月中旬あたりから個人事業主が取り組み始める確定申告についてご存じでしょうか。
ネットワークビジネスをしているあなたも関係ない話ではありません。今回は、確定申告について解説したいと思います。
確定申告とは?
前年度の1月1日から12月31日までの所得と所得税額を計算して、所得税を納める手続きのことです。
翌年の確定申告期間は、2018年でいうと2月16日(金)〜3月15日(木)の期間内に税務署へ報告することになっています。
税務署の開庁時間は、月曜日から金曜日までの8時30分〜17時ですが、確定申告期間内のときに限っては、一部は日曜日に開庁して相談・申告書受付を行う税務署もあります。
ネットワークビジネスでも確定申告は必要なのか?
ネットワークビジネスで収入が入ると悩む方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、
主婦や無職の方がネットワークビジネスを専業でしていて、所得が1年間に38万円以上あり、報酬から源泉所得税が引かれていない方は確定申告をしなければいけません。
また、
サラリーマンやOLのように本業の収入があって、副業としてネットワークビジネスをしている方であれば、ネットワークビジネスからの所得が年間合計20万円以下の場合は申告が不要です。20万円を越える場合には、雑所得として申告しなくてはいけません。
目次
ネットワークビジネスにおける経費
経費とはネットワークビジネスを運営する上で必要お金のことを言います。経費として計上できる項目は以下の通りです。
・見本品費
・研修費
・旅費交通費
・会議費
・新聞図書費
・通信費
・地代家賃:
・水道光熱費
・消耗品費
・広告宣伝費
・接待交際費
経費計上はすべて常識の範囲内ということで、いくらまでという明確な基準はありません。
とは言え、
明らかに税金対策と思われるような多額の経費を計上することは控えた方がいいでしょう。
確定申告の方法
確定申告の方法として所得税法では、2つの方法があります。
・白色申告:経費をおおまかに計算するだけで、申告ができる方法
・青色申告:取引を細かく記録しなければならないが、控除額が多くなる方法
白色申告はお小遣い稼ぎ程度の方や確定申告の初心者、時間をかけずに簡単に確定申告を済ませたい方、経費の総額が少ない方などに向いていますね。
青色申告は目安として、年間200~300万円以上の収入があり、ネットワークビジネスだけで生計を立てられる方、本格的に節税を考えたい方、特別控除を受けたい方などに向いています。
提出方法としては、3つの方法はあります。
1.管轄の税務署へ行って確定申告書類を提出する
税務署で署員に相談をしながら作成することも可能です。
ただし、
確定申告期間は税務署が大変混み合うので、確定申告期間の前に税務署に行って相談を受けるか、自宅で申告書類を作成して書類を持っていく方法をおすすめします。
2.税務署へ郵便で確定申告書類を送る
作成した申告書類を郵便送付によって、税務署へ提出できます。
国税庁のWebサイトには「通信日付印により表示された日を提出日とみなします」とあるので、 確定申告期間内の日付で通信日付印がついていれば問題ありません。
3.e-Tax(イータックス)で確定申告する
e-Taxとは、日本の国税に関するオンラインサービスのことで、国が運営している国税電子申告・納税システムです。
e-Taxで電子申告するには、事前申請が必要です。e-Taxにより、自宅からインターネットで確定申告ができるので非常に便利です。
この場合は税務署へ書類を持って行くことや、郵送をする必要がありません。紙の書類を提出する必要はないわけです。
ただし、通常の民間企業が提供するWebサービスとは少し異なります。そのため、電子申告は、確定申告初心者の方やパソコンが苦手な方にはおすすめできません。
まとめ:
確定申告は時間もかかり大変な作業です。1年間分をまとめてやろうとすると大変なことになるので、月ごとにこまめに整理しておくことをおすすめします。
どうしても分からない場合は、税理士に依頼するという方法もあります。副業ネットワークビジネスでも確定申告は必要になる場合があります。ご注意ください。