Last Updated on 2023年12月16日 by admin
バイナリー=WinWinビジネス
ネットワークビジネスのプランを見てピラミッドだから「悪」だとか「ねずみ講の仕組み」だと誤解している方々が結構いるようですが、
そのままの認識だと、一生大きな損をします。
ぜひこのページを見て誤解を解いてくださいね。
目次
社会の仕組み、MLMと一般の組織図の比較
このように、組織を図で表すと、すべての機関がピラミッドになります。
つまり、ピラミッド=悪、と決めつけないでバイナリープランをご理解くださいね。
バイナリーの基本はWinWinの考え方がすごく生かされたシステムになっています。
バイナリーもいろいろありますが、基本的な構造や利点は大きくは変わりません。
自分の組織全体を最も効率よく収入対象にできるプランだからです。
ここでご紹介するバイナリープランは、多少改造されている部分もあるかも知れませんが、オリジルに近いと思い記載しています。
そして、バイナリーシステムの開発には、既存のネットワーク企業の新規メンバー獲得の統計データを参考にして開発された経緯があります。
それは、参加したメンバーが新しいメンバーを紹介できる人数が2.8人というデータを元にしてバイナリープランが考えられたのです。
どんなに、友達がいない人でも二人ぐらいはいるでしょう。
つまり、二人なら誰でも紹介が出せるだろうということですね。
さて、ネットワークビジネスの報酬プランには、ステアーアップブレイクアウェイ、ユニレベル、マトリックス、ワンナリーなどがあり、バイナリープランはその中の1つで、新規の中小主宰企業が採用することが多い人気のプランです。
新規にメンバーを獲得した場合、左右に(LとR)に振り分けられることが特徴で、左右均等に組織を伸ばさないと収益へとつながりません。
一般的には新しいメンバーを配置する場所は指定することも出来ますが、指定しないと自動的に予め決められた以下の条件でシステムが自動で配置します。
▶コンピューターが以下の条件で自動で振り分ける。
■条件①左側を優先
■条件②少ない方を優先
図を使ってバイナリーについて詳しく解説します。
最初に新しいメンバーを獲得すると、まず、自分から見て左下に配置されます。
そして、二番目に獲得したメンバーは右下に配置されます。
ここからが、バイナリープランの特徴で、三人目を獲得した場合には、
自分のすぐ下ではなく、①の下のLに配置されます。
つまり、①から見ると、自分では何もしていなくてもダウンラインが増えたということになります。
さらにあなたが四人目、五人目、六人目と新しく獲得すると、このような順番で配置されていきます。
常に左側が優先されながら組織が拡大していきます。
ここで①番さんが二人紹介しました、そうするとそのメンバーさんは③番さんのLに、そして⑤番さんのLに配置されます。
従来のプランとバイナリープランの組織図を比較して見ましょう。
バイナリーでは、図のように、弱い人を強い人が助ける形で組織が大きくなっていきます。
基本的には左右小さいサイドの売上から収入が算定されます。
※ 小さいサイドの売上しか評価されないということではありません。
※ 大きいサイドからも収入を算出するプランもありますが、諸条件設定により収入取得は難しくなっていることが多い。
組織が縦に伸びやすいはずのバイナリーですが、左右均等に組織が広がらず収入に至らないことが多く発生します。
傘下の収入対象組織は段数無制限ですが、収入上限が設定されているのが一般的です。
バイナリー最大のメリット
バイナリーの最大のメリットは、組織(Win Win)で頑張るとお互いの努力が生かせるシステムであることです。
つまり、2✖2=6になる最強のシステムになりえるのです。
図を御覧頂ければお分かりになると思いますが、バイナリーという方式は、自分の紹介者は2人だけでよいという方式です。
ネットワークビジネス初心者はこの2人だけとというところで魅力を感じて始めるようです。「自分にもこれならできる」と思うわけです。
上位者がスポンサーした登録者も、自分以下のグループにポジショニングされる(スピルオーバー)ので、自分のスポンサー能力が低くても組織ができやすいことです。
まさに理想的なWin Winです。
にもかかわらず、ほとんどの人は安定収入を得ることなく終わっています。
なぜなのでしょうか?
では、バイナリーの現実をお話しします。
思いもしなかったバイナリーの現実
バイナリー最大のメリットであるスピルオーバーが、最大の弱点
具体的には・・・
上位者からのスピルオーバーをアテにする人が多発し、努力しなくなってしまうことです。
組織というものは以下のメンバーの努力・成長・行動により拡大していきます。
では、スピルオーバーをアテにする他力本願志向のメンバーが努力・成長・行動を継続するでしょうか?
スタート当初は組織拡大のための行動をするものの、リクルートできない現実に遭遇すればスピルオーバーをアテにすることが自然でしょう。
そもそも、自らが登録した際のプレゼンテーションにおいても、スピルオーバーの可能性を宣伝されているわけですから、スピルオーバーをアテにすることは当然でしょう。
他力本願志向のメンバーが増えればふえるほど、その組織は消滅の路を辿ることが避けられません。
組織を消滅させないためには、以下のメンバーのために沢山の人数をスピルオーバーしてあげなければなりません。
人脈のない普通の人が大人数をスピルオーバーさせることは、ほぼ無理でしょう。
もし、上位者も何十人とリクルートできたとしましょう。
上位者からのスピルオーバーはどのようになるのでしょうか?
指定バイナリーでは、特定のダウンのみに人を集中させます。
オートバイナリーでは、リクルートした人にとって左右小さいサイドの一番浅い処にポジショニングされます。
結論から言いますと、スピルオーバーしてもらえることは稀ということです。
そして、努力しなくなったメンバーは挫折してしまいます。
「私がスポンサーした人達をあなた達の下に入れます(スピルオーバー)」などのトークでプレゼンするスピーカーも多々いらっしゃいます。当然ですが、あり得ません。
また、オートシップをせずにスピルオーバーの様子を伺うメンバーの多発も避けられません。
さらに、バイナリーは早期登録のほうが有利であると思われているため、新しい企業へと人が動くことが多発します。
結果的に、バイナリーはもっとも組織が安定しないプランなのです。
早い者勝ちというビジネス意識が強いために、純粋な製品愛用者が育ちにくいシステムだとも言われています。
ほぼ全員が2系列の組織さえも出来ないという現実にもかかわらず、多数ポジション取得によるバイナリーMLMは、犠牲者が多発する悪徳マルチとなってしまうことは明らかなことです。
さらに項目にわたる思いもしない現実もございますが、紙面の都合によりここまでといたします。
詳細は『MLM集客・成功講座』にてお学びください。
結論としては、
バイナリーは理論上では理想的なプランですが、現実的には最も効率が悪く、これから組織をつくっていく立場の人がするべきプランではないのです。