Last Updated on 2023年12月16日 by admin
最近の猫ブームで、テレビや雑誌などでも猫の登場が増えてきましたね。
ペットショップに行けば、海外からの種類の猫も随分増えたように思います。
ですが、変わらず人気の日本猫!
中でも三毛猫は古くから、小説などにも登場する程の安定した人気ぶり。
そんな三毛猫ちゃんについてお話したいと思います。
目次
三毛猫の特徴
三毛猫はもともと日本の雑種で、正確な種類の名前ではなく「白・茶・黒」の3色の毛色を持つ猫ちゃんです。
白が多い三毛猫は「とびミケ」、縞模様が入っている三毛猫は「しまミケ」と呼ばれています。
鼻や肉球はピンク色のことが多く、しっぽは黒とオレンジがかった茶色がほとんどです。
小柄と思われがちですが、三毛猫はメスが多いためにそう感じるのでしょう。
いろいろな種類が混ざって誕生した三毛猫は、純血種の猫よりも丈夫で病気になりにくく、長生きするようです。
海外でも人気!
日本ではお馴染みの三毛猫も、海外ではとても珍しいため、好みの三毛猫を探すためだけに日本に来る愛猫家もいるようです。
英語では「calico cat」キャリコキャットなどと呼ばれ、フランス語では「tricolore」トリコロールや「tricolor」トライカラーと呼ばれているようです。
また「ジャパニーズ・ボブ・テイル」や、「Mike」ミケと呼ばれ、親しまれています。
三毛猫の性格
見た目は和やかな雰囲気の三毛猫ですが、性格は気分屋で、好き嫌いがはっきりしているようです。
一言で言えば正に「ツンデレ」。
三毛猫のほとんどはメスなので、女の子らしい性格とも思えますね。
ですが、人懐こくあまり人を恐れないようです。
甘え出すととことん甘える可愛い一面もあり、
猫らしい猫!といった感じがします。
オスは希少
三毛猫のオスは遺伝子に異常が起きた時のみ誕生します。
毛の色を作る遺伝子には、性別を決める【性染色体】があります。
猫も人間も同じですが、染色体はオスがXXで、メスがXYです。
毛色の情報は染色体Xが持っていて、オスにはXが1つしかないため、白+茶もしくは白+黒となり、Xが2つないと茶と黒両方の色を持つことはできないのです。
父親と母親から1つずつもらえる染色体は基本はペアで、染色体の異常によりXが1つ多いXXYになった時三毛猫のオスが誕生するのです。
これをクラインフィルター症候群というそうです。
また、クラインフィルター症候群で産まれてくる確率は3万分の1と言われています。
繁殖できないの?
三毛猫のオスはとても希少なため、数百万〜数千万の値がつくこともあるようです。
しかし、残念ながら遺伝子の異常で産まれた三毛猫のオスには、繁殖機能がないのです。
ですから、高価な値がつくのも納得できますね。
相性の良い飼い主さん
三毛猫はプライドが高いお嬢様気質。
上から押さえつけるような躾の仕方をしない人が良さそうです。
三毛猫はとても奇麗好きなので、飼い主さんも奇麗好きの方が良いですね。
トイレやお皿はいつも奇麗な状態を保ってあげましょう。
抑えておきたい飼いかたのポイント
警戒心が強く、知らない人は苦手なので、初対面のお客さんが来た場合は他の部屋で待っててもらうか、ケージに入れておくと安心ですね。
運動能力が高く、お外に行きたがる子もいることでしょう。
狭い家の中では運動不足になってしまうので、キャットタワーを置くなど、気をつけてあげたい点ですね^^
どんな猫でも出会って飼うと決めたら、家族の一員です。
ほとんど留守で猫にお留守番ばかりさせているような飼い方は、良い飼い主さんとは言えないでしょう。
猫にとって快適な環境を作り、短い猫生を大切に過ごしてあげてくださいね!