Last Updated on 2023年12月16日 by admin
プランスゴールド(PGA)の投資やネットワークビジネス(MLM)について知りたい方におすすめの記事です。
2020年9月から出金できなくなっており、「飛ぶのか?」と噂があるプランスゴールド(PGA)。
同時期に出金停止となったジュビリーエースと同様に、プランスゴールド(PGA)の出資者の間ではさまざまな憶測が飛び交っています。
今後はどうなるのでしょうか。
本記事では、プロがプランスゴールド(PGA)の実態や報酬プラン(仕組み)、投資系ネットワークビジネス(MLM)の危険性について分かりやすく解説します。
少なくとも初心者の方は、プランスゴールド(PGA)のような投資系ネットワークビジネス(MLM)に手を出すべきではないというのがMLMプロの結論です。
本記事を一読いただき、参考にしていただければ幸いです。
目次
プランスゴールド(PGA)とはどんな会社か?
プランスゴールド(PGA)は、2020年5月23日にグランドオープンしたばかりの新しい投資系ネットワークビジネス(MLM)の会社です。
独自の高性能暗号資産アートビラージプログラムによって、月利15~20%もの利益を生み出すことができると謳われています。
アートビラージとは裁定取引のことで、同一の価値を持つ2つの商品の間で一時的な価格差が生じた際に、割安な方を買い、割高な方を売ることで収益を獲得する取引をいいます。
(「プランスゴールドアートビラージPrance Gold Arbitrage」を略してPGAと呼称されています。)
プランスゴールド(PGA)の住所はセーシェル共和国となっていますが、これは節税対策であり、アジア地域オフィスは中国の深圳にあります。
日本、韓国、中国、マレーシア、ベトナム、タイ、フィリピン、台湾、オーストラリアの9カ国でサービスが展開されているそうです。
経営陣は次の通りです。
- CEO(最高経営責任者):アンドレ・ジェラルド氏
- CTO(最高技術責任者):サイ・へイン氏
- COO(最高執行責任者):ジェイコブ・クールソン氏
CEOのアンドレ・ジェラルド氏は、10年以上前にトレーディングキャリアを開始し、その後いくつかの主要な暗号資産(仮想通貨)取引所で重要な役割を担ってきた人物とされています。
プランスゴールド(PGA)の資料では、会社の目標に「デジタル資産の最大化」を掲げており、次のような記載があります。
出典元:プランスゴールド公式サイト
しかし、そもそも投資やネットワークビジネス(MLM)において、「リスクのない」取引や「安全で確実な」手段は存在しません。
「必ず儲かる」なども含め、勧誘される側は、利益を保証するかのような表現に惑わされないよう、注意が必要です。
- 法人名 : プランスゴールドホールディングス
- 電話番号 : +248 256 0000
- 住所 : Suite 201 2nd Floor,Beside Eden Plaza,Eden Island,Mahe, Seychelles
- 資本金 : $50,000,000 – (約55億円)
- 公式サイト:https://prancegoldholdings.com/?lang=ja
(※2020年10月下旬より公式サイトにはアクセスできない状態ですが、ここではURLをそのまま掲載しています。)
投資系ネットワークビジネス(MLM)は詐欺が多い?
プランスゴールド(PGA)は高配当で注目を集めた一方で、「ポンジスキームなのか?」という声もよく聞かれます。
ポンジスキームとは金融詐欺の一種です。
出資金を集めて運用益を配当すると謳いながら、実際には運用せず、出資金を配当金として配り、支払うお金が集めたお金より大きくなる前に雲隠れします。
つまり、破綻することを前提にお金を騙し取る詐欺です。
出資者は運営側と突然連絡が取れなくなり、このことを「飛ぶ」といったりします。
プランスゴールド(PGA)がポンジスキームかどうか、現時点では分かりません。
しかし、高利回りの投資系ネットワークビジネス(MLM)はリスクが高いため、初心者の方は手を出さない方が無難です。
プランスゴールド(PGA)のような高利回り案件のことをHYIP(ハイプ)といいますが、HYIP案件は飛ぶことが多い=詐欺が多いという事実があります。
過去に問題があったHYIP(ハイプ)案件では、ビットクラブ、ライトライズ、D9クラブ、SENER(セナー)、プラストークン、ウォートークン……など、枚挙にいとまがありません。
最近は、暗号資産(仮想通貨)に関する詐欺のトラブルが増えていることから、政府も注意を呼びかけています。
勧誘を受けた時は、勧誘者や成功体験者の話を鵜呑みにせず、政府が発信する情報などもよく読み、客観的かつ正確に、状況を把握することが大切です。
参考資料:
・暗号資産に関するトラブルにご注意ください!
(金融庁・消費者庁・警察庁)
・投資詐欺にご注意を。気をつけるべき6つのポイント。相談窓口もご紹介。
(政府広報オンライン)
プランスゴールド(PGA)の報酬プラン(仕組み)
ここで、プランスゴールド(PGA)の報酬プラン(仕組み)を見てみましょう。
プランスゴールド(PGA)で得られる報酬には、運用で得られる報酬(配当)と、紹介者を出すことで得られる報酬があります。
運用で得られる報酬(配当)について
出典元:プランスゴールド公式サイト
プランスゴールド(PGA)では、最低1,000ドル(約11万円)の出資金からキャンペーンに参加できます。
出資金が高いほど収益上限が上がる仕組みで、最大で出資金額の6倍まで受け取ることができ、平均月利は15~20%とされています。
出資金額ごとの収益上限は次の通りです。
- 1,000~4,999ドルの出資金→収益上限:3倍まで
- 5,000~9,999ドルの出資金→収益上限:4倍まで
- 10,000ドル以上の出資金→収益上限:5倍まで
- 30,000ドル以上の出資金→収益上限:6倍まで
総資金はすべてキャンペーンに入金可能で、毎日3回の取引のチャンスがあります。
入金はUSDTとBTCに、出金はUSDTに対応しています。
USDTとは、ドルと1対1の価値を担保された暗号資産(仮想通貨)で、1ドル(USD)がほぼ1USDTになるよう固定されています。
BTCとはビットコインの通貨単位です。
紹介報酬について
紹介報酬とは、自分が出資者を紹介したり、自分の紹介者が他の出資者を紹介したりすることで得られるボーナスです。
プランスゴールドには3種類の紹介報酬があります。
- 紹介ボーナス
- 新規開拓ボーナス
- ランクリワード
<紹介ボーナス>
出典元:プランスゴールド公式サイト
紹介ボーナスは、出資金額によって報酬の%が変わります。
紹介ボーナスの報酬率は次の通りです。
- 紹介レベル1:8%~24%
- 紹介レベル2:6%~18%
- 紹介レベル3:4%~12%
- 紹介レベル4~6:2%~6%
- 紹介レベル7~10:1%~3%
- 紹介レベル11~19:0.6%~3%
- 紹介レベル20~25:0.4%~3%
また、紹介ボーナスは直接紹介の人数によって受け取れる階層が変化します。
出典元:プランスゴールド公式サイト
直接紹介人数が多いほど、ボーナスを取得できる階層が増えるプランになっています。
獲得可能なレベルは次の通りです。
- 直接紹介1人→3レベルまで
- 直接紹介2人→5レベルまで
- 直接紹介3人→10レベルまで
- 直接紹介4人→15レベルまで
- 直接紹介5人→20レベルまで
- 直接紹介6人→25レベルまで
<新規開拓ボーナス>
出典元:プランスゴールド公式サイト
新規開拓ボーナスは、毎月の新規売上のみが対象です。
条件は次の通りです。
- 3系列に最低10,000ドル新規売上→1,200ドル
- 3系列に最低30,000ドル新規売上→3,600ドル
- 3系列に最低100,000ドル新規売上→12,000ドル
- 3系列に最低300,000ドル新規売上→45,000ドル
- 3系列に最低500,000ドル新規売上→75,000ドル
- 3系列に最低1,000,000ドル新規売上→150,000ドル
紹介者の配置は下記のような3系列になり、入金が少ない系列にオート配置するか、指定配置するかを選択できます。
<ランクリワード>
出典元:プランスゴールド公式サイト
ランクリワードは、条件を満たしてランクを達成した時に、グループ全体の2%~10%の利益が得られるボーナスです。
- バロン:3系列にそれぞれ30,000ドル以上→利益2%
- ヴィスコント:3系列にバロン→利益4%
- アール:3系列にヴィスコント→利益6%
- マーカス:4系列にアール→利益8%
- デューク:4系列にマーカス→利益10%
このように紹介報酬は、自分が高額出資をし、かつ高額出資者をたくさん紹介すればするほど増えるボーナスです。
言い方を変えると、高い報酬を得るためには自身の高額出資が必要であり、たとえ高額出資をしても、勧誘が苦手な方にとっては得るのが難しいボーナスともいえます。
ランクリワードまで得られる出資者はほとんどいないでしょう。
また、飛ぶことが多いHYIP案件では、自分自身が被害者になるリスクだけでなく、自分の紹介者が被害者になってしまうリスクからも逃れることはできません。
この点も踏まえて、ビジネス参加は冷静に判断しましょう。
・報酬は「運用による報酬(配当)」と「紹介報酬」の2種類。
・もしも会社が飛んだ場合、自分だけでなくあなたが勧誘した人も被害者になる。
紹介報酬の収入シミュレーション
ここで、プランスゴールドの資料にある収入シミュレーションを見てみましょう。
紹介ボーナスの収入シミュレーション
出典元:プランスゴールド公式サイト
上記のシミュレーションのように、紹介ボーナスで月収600万円を得るための条件は次の通りです。
- あなたが30,000ドル(約330万円)の出資をする。
- あなたが6人以上の直紹介者を出す。
- グループの元金合計を10億円にする。
ネットワークビジネス(MLM)では、初期費用が4~5万円のビジネスでさえ、1人も勧誘できない人が多いという現状があります。
高額出資ができる直紹介者を6人以上出すというのは非常に難易度が高いといえます。
また、グループの元金合計を10億円にするには、30,000ドル(約330万円)の出資者を31人以上つくる必要があります。
現実では、この条件を満たせる人はほとんどいません。
次に、直紹介の稼ぎ方シミュレーションも見てみましょう。
直紹介の稼ぎ方シミュレーション
出典元:プランスゴールド公式サイト
上記のシミュレーションのように、直紹介で月収48万円を得るための条件は次の通りです。
- あなたが30,000ドル(約330万円)の出資をする。
- あなたの直紹介者の元金合計が1,000万円。
こちらも同様に、直紹介者の元金合計が1,000万円というのは現実的ではなく、条件をクリアできる人はほとんどいないでしょう。
プランスゴールド(PGA)のアートビラージの特徴とは?
高性能といわれるプランスゴールド(PGA)のアートビラージの特徴について解説します。
出典元:プランスゴールド公式サイト
プランスゴールド(PGA)では独自の三角アービトラージを使用しています。
三角アービトラージとは、同一の取引所で3つの暗号資産(仮想通貨)を売買したときの価格差を利用し、AIが瞬間的に取引をして利益を生み出すものです。
従来のアービトラージでは、複数の取引所を経由した差益で利益を生み出しています。
そのため、送金時間がかかり約定予定価格が下落するリスクがあります。
一方、同一取引所内の両替差益で利益を出す三角アートビラージなら、送金時間がなく、約定予定価格で決済しやすいのがメリットです。
プランスゴールド(PGA)では、自動プログラムによって7時間ごとに取引がされ、運用利益が分配されています。
このスピードは「世界最速のアートビラージ収益」と謳われています。
また、2020年8月9日には、これまでの暗号資産(仮想通貨)に加え、コモディティ(商品)によるアートビラージのシステムが稼働すると発表されました。
主に金の取引で、システム稼働は2020年10月1日からとなっていました。
運用額は最低2,000ドル(約22万円)が必要ですが、平均月利は9%、先行者は最大で45%と非常に高く、出資者の間では「さらに利益を増やせる」と話題になりました。
新たにコモディティアートビラージが稼働するにあたり、お得に運用できる先行キャンペーンも実施されました。
キャンペーンは2020年8月10日~2020年9月15日までの限定でした。
特典として、
- 8月10日~8月31日までに2,000ドル~20,000ドルを投資したら、5倍のレバレッジを運用できる。(月利平均約45%)
- 9月1日~9月15日までに2,000ドル~20,000ドルを投資したら、3倍のレバレッジを運用できる。(月利平均約27%)
などがありました。
月利が45%、27%というのは、大変お得なキャンペーンですね。
しかし、肝心のスタートを前に、プランスゴールド(PGA)は出金停止となってしまいました。
過去の事例では、投資系ネットワークビジネス(MLM)会社は大規模なキャンペーンの直後に飛びやすいという流れがあり、今後の行く末が懸念されます。
プランスゴールド(PGA)の評判と口コミ
プランスゴールド(PGA)の評判についてはさまざまな口コミや噂があります。
以前は高利回りに期待する声も多くありましたが、出金停止となって以降は、不安の声や否定的な意見が多く見られるようになりました。
「中国の事務所を訪問したら誰もいなかった」
という動画投稿や、
「事務所は移転したらしい」
という噂。さらに、
「プランスゴールド(PGA)の動画で話している人物は、実は俳優が演じているものだ」
などなど。
突然出金停止となり、さらに運営側がさまざまな理由をつけて出金できない状態が続けば、あらゆる噂が行き交うのは無理のないことかもしれません。
回収・出金代行詐欺に注意!
今回のようにHYIP案件が出金できなくなった時に、もうひとつ注意したいのが回収代行詐欺です。
TwitterなどのSNSでは、
「プランスゴールド(PGA)の回収代行をするのでDM(ダイレクトメール)下さい。」
という投稿を見かけます。
これは回収代行業を名乗り、費用を先払いさせて騙し取ることを狙った詐欺です。
現実にはそのようなうまい話はなく、先払いしても費用を回収してもらえるわけではないので、回収代行詐欺の手口には乗らないように注意しましょう。
プランスゴールド(PGA)はインターネット集客ができる?
インターネット上では、プランスゴールド(PGA)の出資者がブログやSNSなどを利用して集客活動をしている姿を見かけます。
(出金停止となって以降、運営ページを閉じる出資者も多く見られます。)
1930年代後半から始まったネットワークビジネス(MLM)は、口コミ集客から始まり、今でもインターネット・SNS集客を禁止している会社が少なからずあります。
しかし、時代とともに口コミ集客は限界を迎えており、今後はインターネット・SNS集客が欠かせません。
プランスゴールド(PGA)のようにインターネット・SNS集客が可能なケースは先進的といえるでしょう。
とはいえ、インターネット・SNS集客は誰もが簡単にできるような易しいものではなく、多くの人は1年と経たずに挫折してしまいます。
ビジネスで成功を手に入れるためには、集客スキルや人間力の構築が必要です。
そして何より、健全な会社を選ばなければ成長や成功はありません。
これまでいくつもの投資系ネットワークビジネス(MLM)会社が設立されてきましたが、継続的に成長している会社は一社もなく、多くの被害者を生み出す結果となっています。
これらの事実を鑑みると、たとえインターネット・SNS集客ができるとしても、投資系ネットワークビジネス(MLM)で成功するのは難しいと言わざるを得ないでしょう。
※仮想通貨の呼称について
金融庁は、ビットコインなどインターネット上で取引される「仮想通貨」の呼称を「暗号資産」に改めるとし、2020年5月1日に正式に施行されました。
変更理由として、「仮想通貨」の「通貨」という名称が、日本円やドルなどの通貨と誤解されるおそれがあることや、他国の表現と統一することが挙げられています。
G20などの国際会議では、通貨と明確に区別するために「crypto-asset=クリプトアセット(暗号資産)」(複数形では「crypto-assets」)と表現しています。
参考資料:金融庁
まとめ
今回は、プランスゴールド(PGA)について見てきました。
高利回りのプランスゴールド(PGA)は、利率だけを見ればとても魅力的な会社です。
しかし、プランスゴールド(PGA)を取り巻く現状は、HYIP案件のリスクの高さをそのまま物語っています。
健全・堅実なネットワークビジネス(MLM)とはどういうものか、インターネット・SNS集客の現状とはどういうものか、しっかり理解しましょう。
『インターネット(オンライン)集客・成功講座』で学んでください。