誰でもわかる!介護施設とお仕事

Last Updated on 2023年12月16日 by admin

介護のお仕事について

介護の仕事って、「キツイ・汚い・危険」というイメージの上に、「給料も安い」というネガティブな印象が強く、慢性的な人手不足が年々深刻化しています。

 

しかし、この問題を将来的に改善すべく、人員を増やすために政府が「処遇改善」という名目で、年々税金を投入して、給料のベースアップも徐々に行われているため、今後注目されていく職業とも言えます。

 

現在、介護の仕事に携わっている私も、この業界を選択した大きな理由として、将来的に深刻化する高齢化問題を、政府が介入することが必須となるため、今後何かしらの前向きな対策が講じられることを予測して、転職を決意しました。

 

では、「介護の仕事って、実際にどんな仕事をするの?」、「どんなところで仕事をするの?」、「給料は?」、などの疑問について、簡単にわかりやすく説明していきたいと思います。

 

 
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■仕事の内容

介護の仕事は、介護保険サービスを利用される方(利用者)が、日常生活を行う上で必要不可欠な行動が、体の機能が不自由なため、助けを必要とすることに対してのみ、介助や支援を行います。

また、基本的には、自立支援(自分で出来るようにすることをお手伝いする)を目的としていますので、「なんでもお手伝いしますよ」というわけではありません。

大きく分けて、日常的な家事を支援する「生活援助」と、直接利用者の体に触れながら介助を行う「身体介助」の2つに分かれます。

 

【生活援助】

掃除/洗濯/調理/買い物/レクリエーション(遊びやイベント)、等。

 

 

【身体介助】

・食事/口腔ケア(歯磨き)/移乗(車いすやベッドに移る)介助/入浴(お風呂)介助/排泄(はいせつ:トイレ)介助/起床・就寝(体を起こしたり、寝かせたりする)介助、等。

■職場の種類

介護の仕事を行う主な職場を紹介します。

【訪問介護】(通称:在宅)

利用者の自宅を直接訪問して、必要に応じた介助を行います。

利用者ごとに異なったさまざまな生活環境の中で、一人で臨機応変に対応する必要があるため、その場に応じた判断力が求められます。

 

【デイサービス】(別名:通所介護)

日中の時間帯のお仕事です。

基本的には、日曜祭日は休日のところが多いです。

レクリエーションに重点を置かれているため、企画力や運営能力が求められます。

利用者の送迎も必要なため、自動車運転免許の資格を持っていると有利です。

 

 

【グループホーム】

利用者さんが生活する居住施設であるため、夜勤もあります。

認知症の方を対象とした施設であるため、認知症に対しての理解力と、根気強さや冷静な判断力などが求められます。

 

【特別養護老人ホーム】(通称:特養)

利用者が生活する居住施設であるため、夜勤もあります。

要介護度の高い利用者が優先して入居されているため、身体介助が多くの割合をします。

また、一つの施設で多くの利用者を受け入れているところが多く、限られた時間で多くの利用者を介助する必要があるため、高いフットワーク性や体力が求められます。

 

【介護老人保健施設】(通称:老健)

利用者が生活する居住施設であるため、夜勤もあります。

病院に入院するまでではないけど、自宅での介護だけでは日常生活を送ることが困難で、医療ケアやリハビリなどを行い、機能を改善し自宅に戻ることを目的として、一時的に入居することが前提となっています。

従って、医師や看護師、リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士など)が常駐しているため、これら他の職種との連携が必要とされます。

また、利用者が頻繁に入れ替わるため、次から次へと常に新しい利用者の情報を把握していく必要もあります。

 

■給料と年収

おおよその月給は15~17万円(手取り)、年収は250~400万円が相場です。

事業所や雇用形態、地域によって価格が異なってきます。

また、夜勤手当、休日手当、資格手当、役職手当、住宅手当などによって給与に差が生じてきます。

さらに、冒頭で触れたように、国が税金を投入して、徐々に給料を上げる動きもあります。

 

■まとめ

介護の仕事は、利用者に感謝されたり、自分が行った介助によって、利用者に良い変化が見られると、相手に対して貢献している喜びを直接感じることができます。

さらに、高齢化が深刻化しているため、国からも必要とされているため、とてもやりがいのある仕事です。

しかしながら、多くの職員が介護の仕事だけの収入に不安を感じざる得ない職種なのです。

国をあてにしなくても良い生き方を確立すべきなのでしょう。