Last Updated on 2023年12月16日 by admin
メラルーカはアメリカに本拠を置くMLM会社です。
日本国内ではネットワークビジネス(MLM)ではなくカタログ通販だと言う表現も散見されますが、日本国内法に則って見れば特定負担ありの連鎖販売取引となり、れっきとしたネットワークビジネス(MLM)です。
パーソナルケア、健康食品などを取り扱っており、日本での売上は特段多くはないですが、アメリカではアムウェイを凌ぐほどの規模となっています。
本社は1985年創業で、実に35年の社歴を誇っています。
日本では1998年にオープンし、20年以上経つ現在も継続している優良MLM会社と言えます。
そんなメラルーカですが、売り文句とも言える「驚愕のリピート率」は概ね90%以上と伝え聞きますが、本当にそのような高リピート率が存在するのでしょうか。
本記事ではメラルーカの高リピート率のからくりなども含め深堀りしていきたいと思います。
目次
メラルーカ社について
メラルーカ・オブ・ジャパン・インク
設立 1998年
本社 〒102-0084 東京都千代田区二番町5-6
代表者 森川 浩崇
事業内容 パーソナルケア商品、健康食品の製造販売
本社ストア|東京都千代田区二番町5-6 1F
札幌ストア|北海道札幌市中央区北一条西7-4-4 パシフィックマークス札幌北一条1F
大阪ストア|大阪府大阪市中央区南船場3-4-26 出光ナガホリビル13F
福岡ストア|福岡県福岡市博多区博多駅東1-11-5 アサコ博多ビル2F
沖縄ストア|沖縄県宜野湾市大山7-6-1 はにんす宜野湾内
1985年に米国アイダホ州で創業されたメラルーカ本社は、米国においてはアメリカ商工会議所の栄誉あるブルーチップ賞を受賞、マルチ・ミリオン・ドル会社として5年連続でインク500誌のトップ500社に入り、ダン&ブラッドストリート社の格付けが4A-1、売上もアムウェイ社を追い抜くなど輝かしい実績を誇っています。
世界15ヶ国でビジネス展開をしており、日本においては1998年1月5日「メラルーカ・オブ・ジャパン・インク」が設立されました。
米国での売上は850億円となっており、日本での売上は40〜50億円で2000円以降は横ばいで推移しています。
メラルーカの商品
メラルーカという名前の由来は、「メラルーカ(ティーツリー)」という植物で、メラルーカから抽出されるメラルーカオイルには、高い殺菌消毒や消臭効果などがあると認められており、同社は主にメラルーカオイルを使った商品を製造・販売しています。
メラルーカの商品は、基本的にメラルーカオイルを使用して作られているもので商品には以下のような種類があります。
- サプリメント
- ダイエット商品
- アロマ
- スキンケア商品
- ボディケア商品
- 化粧品
- 台所用洗剤
- 洗濯用洗剤
メラルーカの商品はサプリメントやダイエット商品、洗剤、ヘルスケア、デンタルケアなど種類が豊富です。
そして特徴的なのは、他のネットワークビジネス(MLM)が販売している商品と比較すると価格も安めに設定されているという点です。
メラルーカの報酬プラン(仕組み)
メラルーカの報酬プラン(仕組み)は、メインとなるボーナス原資が7%のユニレベルプラン(マトリックス方式)と、タイトル獲得ボーナスを合わせた報酬プラン(仕組み)となっています。
タイトル獲得ボーナスは、浅く広くではなく、成果を出した人に対して集中的にボーナスを支払う仕組みとなっており、ネットワークビジネス(MLM)初心者には成功のハードルが高く、なかなか成果を出しにくい報酬プラン(仕組み)だといえます。
タイトル昇格ボーナスは、リターンが大きいため、他のネットワークビジネス(MLM)のリーダーが、グループごと組織移動するというパターンも多いようです。タイトル昇格ボーナスを効率よく獲得するためには、ある程度の売上や系列が必要となるため、組織を持っている人に有利で、グループ人数の少ない人には、不向きば仕組みであることは理解しておく必要があるでしょう。
例えば、報酬を得やすいボーナスプランの会社であれば、4~5人のグループを作れば、月に1万円程度の報酬ならばさほど難しくもなく安定して得ることができます。それに対して、メラルーカの7%ユニレベルでは、同じ額を手に入れるために15~20人のグループが必要になる計算となります。
メラルーカの還元率は、約35%程度にとどまっており、多くのMLM会社の還元率が50%前後であることを考えると、メラルーカの還元率は決して良いとはいえません。
つまり、メラルーカはネットワークビジネス(MLM)経験者が、経験を活かしつつ上位タイトルに立てばメラルーカで高い収入を得ることができます。
反面、ネットワークビジネス(MLM)経験が浅い人は、成果が出にくい報酬プラン(仕組み)をもつ会社であるともいえます。
報酬プラン(仕組み)についてまとめると、長所として、元々ネットワークビジネス(MLM)をやっていて組織を持っている人が、メラルーカをスタートさせた時に、まとまった収入が得られるため「速効性があるためアピール力があり、活動(移動)しやすい」という、組織移動したいリーダーには効率の良さがあります。
その一方で短所として、組織を持つ高いタイトルを取った人に報酬が多く支払われるため、「ネットワークビジネス(MLM)の初心者や組織の少ない人に対する還元が少ない」ということが挙げられます。
この特徴が、売上は横ばいなのにリピート率が高いという不思議な現象の一因なのかも知れませんが。
メラルーカをビジネス目的で参加する場合には、「初心者には報酬が得にくいプラン」であることを理解しておくことが大切です。
メラルーカのリピート率
メラルーカの最大の売り文句「高いリピート率」についてですが、概ね90%台以上とされています。調べたところでは、最大で96%という驚愕の数字もありましたが実際はどうなのでしょうか。
メラルーカの商品は比較的安いものが多いので、リピートしやすいのは想像に難しくありませんが96%と聞くと、それ以外にも何かからくりがあるのではないかと勘ぐってしまいます。
メラルーカのリピート率が高い理由には以下の点が挙げられます。
- 商品価格の安さ
- カスタマーランク
- バックアップオーダー
- リピート率の計算方法
メラルーカの3段階のカスタマーランク
- 普通カスタマー(任意のタイミングで購入)割引なし
- 特別カスタマー(毎月35ポイント以上の定期購入)7,000円程度 30〜50%オフ
- VIP 特別カスタマー(毎月60ポイント以上の定期購入)12,000円程度 さらに7%オフ
メラルーカの商品購入をする場合、3種類の価格設定があることが分かります。
普通カスタマーは定期購入不要で割引なし、特別カスタマーは約7,000円の定期購入が必要で、30%〜50%の割引となります。
VIP特別カスタマーは約12,000円の定期購入が必要で、特別カスタマーの割引率(30%〜50%)に加えてさらに7%割引になります。
ビジネスを行っていくには、特別カスタマーまたはVIPカスタマーとして、毎月7,000円、12,000円程度の定期購入が必要となります。
この点も高いリピート率を支える要素と言えます。
メラルーカのバックアップオーダーのからくり
メラルーカの商品は、毎月自身で注文する形式になっていますが、月末までに注文をしなかった場合には、入会時に設定した商品が自動的に届くようになっています。
これがメラルーカの「バックアップオーダー」というシステムです。
メラルーカのバックアップオーダーは、入会時に何種類かの対象商品の中から選択することが必須になっています。
今月は欲しい商品がないので、発注しないという場合にも強制的に代金引換便でメラルーカから商品が届きます。
これは、メラルーカを休会もしくは退会しない限り継続される仕組みになっています。
注文しなくても勝手に届く、要するに強制リピートとも言えるバックアップオーダーが驚愕のリピート率の大きな理由と言えそうです。
リピート率の計算方法
メラルーカ社がリピート率を算出するために、どの期間を対象としているかは発表されていないので憶測の域を超えませんが、一説によれば直近3ヶ月を計算しているとも言われています。
もし本当ならば、バックアップオーダーをストップするための手続き(退会届または休会届)をする人でもたいていは3ヶ月程度はリピートするでしょうから、100%に近いリピート率が弾き出されたとしても不思議ではありません。
いずれにしても、そのようなからくりだけでこの数字は出せませんし、そもそもの商品の良さ、良心的な価格設定など、基礎要素が優れていなければこれだけ長きにわたる存続はできないものである点も最後に付け加えておきます。
メラルーカの口コミ
以下にメラルーカに関するネット上の口コミを集めてみました。
過去三ヶ月のリピート率を毎回言ってるんだよ。だからリピート率が高いんだよ。それだったらどの会社も80%以上www
リピート98%とか言ってるけど、それって伸びきってるってことだもんな。
売り上げが伸びてないんだから。
ここって人紹介したり安く買うには月7000円くらい買い物しないといけない見ただけど、この点についての批判が全然ないな。アムウェイより悪質なとこだと思うんだけど、みんなこれくらい毎月買い物するのが普通なのか??
メラルーカのプランだと、8×3くらいまでをガチガチに固めたらある程度まとまった収入になるけど、ひとりあたりからのバックに上限があるのと、金額に対してポイントが小さくなってるので、思ったほどの収入にはならないのですよ。
メラルーカはボーナス取得条件の中に自己購入があるので、そのぶんきついじゃん。
8人紹介を出したうえで12000円買わなければならないメラルーカのほうがずっときついと思うのだが。
アムウェイなら4万円でもひとりで買えばいいし、そもそも1円も買わなくても、グループで流通が発生すれば収入になるんだから。
それ以前に、収入を得ようと思うから負担が発生するだけで、ほとんどの人はただ商品使ってるだけ。
そこはメラルーカだって同じなのに、そういう発想になるのは、当人が毎月決まった額を買わされ、まわりにも買わせているからなんだろな。
リピート率94%って言ってたけど、それって一度なにか買った人が翌月も買う率 なんだって。 てことは、1年後には50%に下がってるじゃん。 普通は半年とか1年後の数字を出すよね、リピート率ってときは。
しかもメラルーカはリピーター率94%を謳っているが、それは特別カスタマーだと毎月嫌でもリピートしなくちゃならないし、嫌でも送られてくる。
ってことは、その次の月にみんながみんな買わずにいられないからリピート率なんて99%も94%も93%も どっちにしろ同じこと。(笑)
三段階の価格が嫌だ。
月に7000円でも半強制。
アムウェイみたいに欲しいものを好きな時に買えるのが気楽でいい。
リピート率97%って言われたから
年で95%なのって聞いたら
初月だって・・・
そんな事言ったらウチも同じだわw
ってかほとんどそうだろw
てか、そんだけリピートがあるのに伸びてないんだったら、それはつまり
広まるだけ広まりきって、もう伸び代がないってことじゃん。
まとめ
メラルーカについて深堀りしてきましたが、基本的に社歴の長さ、米国での売上規模、商品価格、報酬プラン(仕組み)、高いリピート率など、信頼に値する要素を多く持つネットワークビジネス(MLM)会社であると判断できます。
ただし、ビジネスメインで参加する場合、報酬プラン(仕組み)が玄人向けであり、ビギナーや組織を作れない人には不向きである点は念頭に置くべき要素であります。
また、日本国内においては高いリピート率で横ばいの売上、増えない会員数、という「飽和状態」を継続しているということは、良く言えば安定している、悪く言えば地味で刺激がない、と言ったところでしょうか.。