破産!仮想通貨ビットクラブとビットマスター、違法性と危険性?

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Last Updated on 2023年12月16日 by admin

緊急報告:ビットマスター、破産手続き開始(2019/11/22) 負債109億円 

当方より警告を発していましたが、予測とおり破産という最悪の結末を迎えました。(後述)

ビットクラブ」と「ビットマスター」など「ビジョン系」とも言われるネットワークビジネス(MLM)の危険性も併せてご理解いただきたいと思います。

 

以下は、ビットマスターが破産手続きを開始した2019年11月22日以前に掲載した当方の記事です。

現在、仮想通貨を商材としたビジョン系と呼ばれるMLMが流行しています。

今回は「ビジョン系」とも呼ばれる仮想通貨ネットワークビジネス(MLM)運営会社の「ビットクラブ」と「ビットマスター」について、その危険性とリスクについて考察していきたいと思います。

 
オンライン(インターネット)集客ネットワークビジネス(MLM)
 

ビジョン系MLMとは?

ビジョン系MLM

 

まず始めに、ビジョン系と呼ばれるネットワークビジネス(MLM)についてお話します。

ビジョン系とは、書いて字のごとく「まだ何もない状態」において「実現していない未来の目標」が叶った場合に想定されるリターンに向けて、会社と会員が新規会員を募っていくという、ネットワークビジネス(MLM)としては本末転倒極まりない構造になっています。

本来のネットワークビジネス(MLM)とは「目の前に実在する商品やサービス(実体)」を、実際に使用して「良い」と自信を持った愛用者が、その良さを伝えそれがやがて大きな輪になり、ビジネスとしての収益も大きくなる可能性があるというビジネスモデルです。これがネットワークビジネス(MLM)の本質であり、大前提とも言えます。

しかし、ビジョン系は、「こうなれば」「こうなったら」のたらればの世界に構築された夢物語の上にある、何ひとつ実現していない場合が多いということは否定できません。

その空想を大切な友人知人に勧めていくということのリスクたるや、商品のあるネットワークビジネス(MLM)とは全く異質なものとなることを忘れてはなりません。

 

とは言え、現在流行のビットクラブビットマスターはどうでしょうか。考察していきます。

ビットクラブとは

 

ビットクラブ

 

ビットクラブは、仮想通貨ビットコインのマイニングを商材としたMLMネットワークです。通常のネットワークビジネス(MLM)会社のように、本社オフィスやオーナーなどは存在しません。

ビットクラブの商材とは

ビットクラブの商材は、ビットコインの売買ではなくビットコインの採掘(マイニング)をするためのマシン(マイニングプール)購入費であると謳っています。ビットコインの新規発行が、マイニングを通じて行われているという仕組みを利用したスキームになっています。

 

ビットクラブへの参加方法

ビットクラブへの参加は、BitClubのアカウント登録ページからオンラインで参加登録します。

ビットクラブ登録費用

登録費99ドルがかかります。その後マイニングプールを4つの中から選択し購入します。

マイニングプール

  1. プール1 $500
  2. プール2 $1,000
  3. プール3 $2,000
  4. 創立者プール $3,500

購入したマイニングプールは、1000日間有効でその間の利益が入る仕組みで、1000日間を過ぎると終了し、再購入が必要になります。

 

ビットクラブの収益プランとは

ビットクラブにはマイニングプールからの収益の他に、バイナリーベースの紹介、組織ボーナスシステムがあります。

バイナリ チームサイクルボーナス

自身でプールシェアを購入し、なおかつ2人紹介すると、バイナリーコミッションを受け取る資格を得ることができます。
カウントはサイクルという単位で計算されます。

  • 傘下での$500ドル売上ごとに、3クレジット
  • $1,000の売上ごとに、6クレジット
  • $2,000の売上ごとに、12クレジット

左15クレジット+右15クレジット=1サイクル
1サイクル=$200分のBitcoin

左右へのスピルオーバーも含め、傘下のプール売上がクレジット計算対象となります。

【1日のサイクル上限】
ランクによって1日あたりの最大サイクル回数上限が定められています。

  • マイナー:4回/日まで($800分のBitcoin)
  • ビルダー:5回まで($1,000分のBitcoin)
  • プロビルダー:6回/日まで($1,200分のBitcoin)
  • マスタービルダー:8回/日まで($1,600分のBitcoin)
  • モンスタービルダー:10回/日まで($2,000分のBitcoin)

バイナリ マッチングボーナス

バイナリ チームサイクルボーナスとは別に左右のレベルが揃うごとにバイナリマッチングボーナスが発生します。
レベル8まで合計$80が発生しますが、受け取れるレベルはランクによって異なります。

【ランクによるバイナリマッチングボーナスの取得レベル】

  • マイナー:レベル2(2段)まで
  • ビルダー:レベル4(4段)まで
  • プロビルダー:レベル6(6段)まで
  • マスタービルダー:レベル8(8段)まで

ビットクラブのタイトルシステム

ビットクラブのタイトルは5つあります。昇格条件を満たすと翌月からそのタイトル条件でボーナスが計算されます。

【タイトルと昇格条件】

  • マイナー:直接紹介0人 $99で登録+マイニングプール購入
  • ビルダー:直接紹介5人 傘下売上$10,000
  • プロビルダー:直接紹介5人 傘下売上$50,000 +3人のビルダー
  • マスタービルダー:直接紹介5人 傘下売上$250,000 +2人のプロビルダー
  • モンスタービルダー:直接紹介5人 傘下売上$2,000,000 +3人のマスタービルダー

 

その他のボーナス

上記以外にも、複雑な計算の下記ボーナスが用意されています。

  • レベルアップチーム1〜4ボーナス
組織売上ボリューム(新規購入)に応じ5%〜8%のボーナスが発生
  • ジェネレーション1〜3ボーナス
オーバーライド的ボーナス(新規購入)(1%/0.5%/0.5%
  • レベルアップチーム1〜4ボーナス(再購入)
組織売上ボリューム(再購入)に応じ5%〜8%のボーナスが発生
  • ジェネレーション1〜3ボーナス(再購入)
オーバーライド的ボーナス(再購入)(1%/0.5%/0.5%)
  • 残留 無限ボーナス
オーバーライドボーナス(0.5%〜1%)

ビットクラブのボーナスシステムは、活字で説明しきれないほど複雑な構造とプランがありますので、本記事では要点を端的にまとめています。

また、変更などの可能性もありますので、ビットクラブに参加する際は、ボーナスプランの最新の内容を自身でしっかりと熟読し、判断することが必要となります。

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ビットクラブは安全なのか

ビットクラブについて、インターネット上では様々な批判、ネガティブな記事が延々と存在しています。

この記事を書くにあたり、数週間に渡り情報を集め、記事を読み、もうこれ以上読んでも真新しい情報はない、というところまで調べました。

その結果、たどりついたのは「これをネットワークビジネス(MLM)と言い表して良いのだろうか」という疑念でした。

 

ビットクラブには、本社オフィスも、代表者も、活躍するリーダーの姿も、どの存在も感じられません。調べても調べても、人の熱や夢、そういったものはなく、ただ単に「お金」を集める仕組みがあり、そしてそれを分ける仕組みが存在するのみ。

果たしてそのような「ただの集金と分配の仕組み」のみを有するビットクラブをネットワークビジネス(MLM)と称して良いのだろうか、正直言って分かりません。これが調べた結果の結論でした。

冒頭にも書きましたが、本来ネットワークビジネス(MLM)とは、良い商品の感動を熱を持って人に伝えていく輪が広がり、やがて大きなものとなる。そういう熱の伝導が多かれ少なかれそこにはあり、経営者の理念や夢もしかり。

 

人によっては勧誘がしつこい、など負の側面もたしかにありますが、それを補うほどの魅力がMLMにはあって然るべき、いや、なくてはならないだろうと思います。

ネットワークビジネス(MLM)では、通常、栄養補助食品やサプリメント・化粧品などの商品が流通しており、会員はその愛用者となることが前提です。

本来のMLMでは、ビジネスとしてではなく商品やサービスを利用している方は数多くいらっしゃいます。また、ビジネスに挑戦して上手くいかなくても「私はこの商品・サービスが好きだから利用する」という側面により、いわゆる「被害者」を生みにくいビジネスなのです。

 

ビットクラブにはそれらもなく、ただ無機質に集金し、そのための人集めと分配にネットワークビジネス(MLM)の手法を利用している、元来のネットワークビジネス(MLM)とは異質のものである、と言うほかありません。

通常のネットワークビジネス(MLM)とは異なり、仮想通貨(暗号資産)には「実体」がありません。株であれば、必ず株券があります。FXは、各国が発行する通貨が対象です。

しかし、仮想通貨はインターネット上の「仕組み」として存在するだけであり、いわゆる電子データでしかないのです。

「儲からなかったけど、この仮想通貨は好きだから保有し続けます」という人はほとんどいません。

儲からなかったら手放します。取引する価値が無くなったら、その仮想通貨に価値はありません。価値のないものをいつまでも保有するのはリスクでしかないならです。

 

また、現実的にはビットクラブの収益の根源である、マイニングが停止したという話も何度も上がっていますし、掲げるビジョンの実現からは程遠い参加者の嘆きがインターネット上には虚しく漂っています

この流行のビットコインの仕組みとMLMの要素をうまく利用した、会社の実態もないマネーゲームに、もはや人の夢を乗せるだけの根拠を何ひとつ見出だせないでしょう。

 

ポンジスキームの可能性が高い

記憶に新しいコインチェックの仮想通貨流出事件。この事件後、金融庁の監視が厳しくなり、事業者登録のハードルも上がりました。

また、新規の仮想通貨上場はほぼ不可能になっています。一時期、あるメガバンクが独自の仮想通貨を発行しようと動いていたとニュースになりましたが、その後進展したというニュースはありません。それだけ政府は仮想通貨に対して厳しい目を向けています。

ところが巷では「新しい仮想通貨が上場される」「よりセキュリティを強化した取引所が開設させる」「あの芸能人も出資している」「◯◯国の政府が取引所を開設する」というように、仮想通貨に興味がある人に対して、あたかも極秘情報であるかのように喧伝して出資を募る輩が多くいます。

もうお分かりのはずです。これらの手法は「ポンジスキーム」である可能性が極めて高いです。

※「ポンジスキーム」とは、投資詐欺の一手法です

 

ビットマスターとは

ビットマスター ネットワークビジネス MLM

続いて仮想通貨をテーマにしたMLM会社のビットマスターについて考察します。

ビットマスターは、ビットクラブとは違い、会社自体は鹿児島県に本社のある国内会社です。

この点においては実体のないビットクラブとは明確に違う、という点は最初にお伝えすべきだと思います。

 

ビットマスター会社概要

会社名 株式会社 ビットマスター
所在地 〒890-0042
鹿児島県鹿児島市薬師1丁目18-13 M2ビル
連絡先 TEL:099-813-1160 (又は050-6865-5549)
FAX:099-813-1630
資本金 20,000千円
代表社  西 貴義

2013年7月から代理店募集事業を展開し、仮想通貨ATM設置会社として、2017年7月に日本法人「株式会社ビットマスター」を設立。

 

ビットマスターの商材とは

ビットマスターの商材は「ビットコイン周辺システム(仮想通貨取引所・ATM・決済システム・決済アプリ・BTCマスターカード)ビジネスへの登録費」という名目。

ビットコインに関わるインフラ整備で仮想通貨そのもの売買ではない、という建付けになっています。

 

ビットマスタービジネスの特徴

ビットコイン周辺インフラを整備することが大切で、仮想通貨取引所を持ち、仮想通貨ATM・決済システム・アプリを開発できる能力があるビットマスターのビジネスパートナーを募集する。

ビジネスに参加するには、ビジネスパートナー登録費を支払い、「インフラ整備事業の業務権利」を得られるとするもの。

ビジネスパートナーを紹介するとタイトルに応じたボーナスが入り、事業が大きくなれば権利収入も見込める、というスキームです。

 

ビットマスターの事業内容

  • 代理店募集事業
  • 仮想通貨ATMの販売
  • 仮想通貨取引所の運営(BMEX)
  • 専用の決済アプリの開発
  • BTCマスターカードの開発

 

しかし、

仮想通貨取引所(BMEX)は2018年4月14日に九州財務局より、複数回にわたり利用者から預かった多額の金銭を流用、法第63条の11(利用者財産の管理)及び法第63条の10(利用者の保護等に関する措置)に違反したとして業務停止命令を受けています。 http://kyusyu.mof.go.jp/rizai/pagekyusyuhp015000065.html

その後、2018年6月7日にビットマスターのグループ会社である仮想通貨取引所運営、株式会社BMEXは仮想通貨交換業登録申請を取り下げを発表しています。

運営しているビジョンの中核が1年で終焉を迎えている点は、理解しておく必要があります。

 

ビットマスターへの参加登録方法

ビットマスターへの参加には、下記3種類の中のいずれかのビジネス登録費を負担する必要があります。

ビットマスターの特定負担

  • BP:77,760円(翌々月より12,960円/月)
  • SP:362,000円(3年目以降12,960円/月または155,000円/年)
  • SS:992,000円(3年目以降12,960円/月または155,000円/年)

法定書面上の特定負担は「商品セット」購入の記載がありますが、これらが何を指すのは明らかになっていません。

 

ビットマスターの収益プランとは

ビットマスターのボーナスは以下の内容となります。

①ファーストボーナス
直接紹介1人につき10,000円
(BP/SP/SSに関係なく初回登録料に対して発生)

②アドバイザーボーナス
ビジネス内容を正しく説明し書類に不備がなければ、ファーストボーナスにプラスして3,000円/1人が支払われます。

③ベーシックボーナス(基本報酬)
バイナリープランによるボーナス。取得条件は最低1名の直接紹介があること。

左右の傘下売上「1万円=1P」とし、左右の傘下合計Pの少ない方の10%〜16%(タイトルに応じて変動)が支払われます。

例)
左ラインが5,000P、右ラインが4,800Pの場合
ポイントが小さいグループは右ラインのため、10%=480P(48,000円)がボーナスとなります。

④タイトル昇格
下記の達成条件を満たした当月からベーシックは当該ランクによる計上およびタイトル昇格となります。

昇格は2ヶ月累計のPを計算します。

昇格条件とタイトルとベーシックボーナスの%

  • ビジネスメンバー|昇格条件なし|10%
  • シルバーエージェント|小さいライン売上 6,000P|12%
  • ゴールドエージェント|小さいライン売上 15,000P|13%
  • ルビーエージェント|小さいライン売上 30,000P|14%
  • プラチナエージェント|小さいライン売上 60,000P|15%
  • ダイヤモンドエージェント|小さいライン売上 120,000P|16%
  • ダイヤモンドマネージャー|小さいライン売上 120,000P|16%

⑤リーダーマッチングボーナス
当月シルバーエージェント以上の、直接紹介した人のユニレベル組織内で当月シルバーエージェント以上のポイントを達成を保有している人を1世代として、最大4世代までの範囲内で計算されるボーナス。

対象となる組織内のメンバー全員が当月取得しているベーシックボーナス額に対して、1世代目(10%)、2世代目(5%)、3世代目(5%)、4世代目(5%)までを取得できます。

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ビットマスターは安全なのか

ビットマスターは、ビットクラブと比較すれば、国内会社として実在する点においては比較するまでもありませんが、やはり法的にはグレーな側面があると言わざるを得ません。

特定負担に対する役務の提供が、負担する金額に見合っている内容なのか、と言われれば商材のあるMLMと比較すれば、実体が「月会費」であり、役務が説明会などで歌われている「インフラ整備事業の業務権利」としても、その権利の引き渡しが契約者に対してできない点で「債務不履行」になる可能性も示唆されています。

いずれにしても、法的な観点からは、突っ込みどころが満載であり、このまま業務継続し被害者(と自覚する人)が増えれば、最悪の結末を迎える可能性は安易に想像できる人も多いでしょう。

 

そして、ついに!

ビットマスター、破産手続き開始 負債109億円

暗号資産(仮想通貨)関連のネットワークビジネスを手掛けるビットマスター(鹿児島市)は22日に東京地裁に破産を申請し、同日付で破産開始決定を受けた。全国で仮想通貨のセミナーなどを開き、代理店となる会員を集めていた。債権者は会員を中心として2万2369人で、負債総額は約109億円。同社では「ビットコイン相場が上昇したことにより、会員から預かっていたものと同数のビットコインの調達が困難になった」としている。(出典 日本経済新聞web版2019/11/26 17:05)

 

まとめ

ビジョン系MLM

仮想通貨は、ブロックチェーン技術を利用した新たな決済手段として非常に魅力的な点があり、国に関係なく、金融機関相互のシステムの違いも関係なく、瞬時に億単位の多額でも決済することができる革命的な技術です。

しかし、ビットコインの登場以降、あまりにも多くの仮想通貨が濫立し、詐欺まがいに出資を募る行為が行われるようになっています。その結果、各国政府は仮想通貨に対して厳しい監視の目も厳しくなってくのも当然です。

その中で、依然として、特に日本国内で、ネットワークビジネス(MLM)の形式を利用した仮想通貨への投資を呼びかける輩が後を絶ちません。

現状、仮想通貨へお金を投入することは「投資」どころか「投機」であり、ネットワークビジネス(MLM)として扱うべきものではないのです。

また、セキュリティ面の問題が克服され、決済手段としての信用性を得ることができてはじめて、ビジネスとしての価値も出てくることでしょう。

 

ビジョン系MLMを客観的に見た多くの場合、実在実現していない物事をあたかも実現するかのように見せ、利益が出るように錯覚させ金品を得る行為にも見えます。

そうです、誤解を恐れず言えば、これは法的に見れば「詐欺」の典型的な手法という見方もできます。おそらく100人がこのスキームを見れば、そう見えるという人の割合が圧倒的でしょう。

現存するビジョン系全てがそうであるとは言いませんが、形態として詐欺の手法に酷似している仕組みに見える、という性質を十二分にはらんでいると思います。

 

過去には、共済、会員権、多機能ファクス、中継サーバーオーナー、健康食品預託、エビ養殖、和牛預託、仮想空間土地取引などなど枚挙にいとまがないほどのビジョン系ネットワークビジネス(MLM)が出現しました。

現在それらのビジョンは何ひとつ実現せず、1社たりとも存在していないのです。

ビジョン系ネットワークビジネス(MLM)は、被害者の叫びとともに消え去ったという、火を見るより明らかな純然たる現実を見ることも必要です。